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【革を学ぶ】『牛革財布』良い商品の見分け方5選

仕事 business
ダイズ
ダイズ

こんにちは
ダイズです

今回は革財布の中で
良い商品の見つけ方
その商品と
長く付き合うためのコツを
分かりやすく解説していきます

この記事でわかること
・牛革の種類で商品を選ぶことができる

・牛革財布の注意点がわかる
・職人の手間と技術がわかる
・長く使える財布が見つかる

時間がない方はまとめで
要約していますこちら

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1.牛革の種類を見る

牛革製品の革の代表的な種類で
大きくわけると3つ挙げられます

・カーフレザー
・キップレザー
・ステアハイド

3種類の牛革の特徴の違いを
メリット・デメリットに分けて
丁寧に解説していきます

あなたが欲しいと思う
牛革を探してみてください

・カーフレザー

カーフレザーとは
年齢の最も若い生後6ヶ月以内の子牛

から取れた革のことです
別名でカーフスキンとも呼ばれます

メリット カーフレザー 
・革の目が細かく柔らかい
・艶のあるきれいな見た目
・肌触りがなめらか
・エイジングが楽しめる

デメリット カーフレザー
・牛革の中で高級品となる
・耐久性が低い
・摩擦や乾燥に弱い
・日々の手入れが必要

おすすめの人
・高級で良い革財布が欲しい
・製品を大事に使える
・手間をかけて手入れができる
・エイジングで艶を楽しみたい

日本のクラフトマンシップが培ってきた革製品ブランド キプリス

キップレザー

キップレザーとは
生後6ヶ月~2年以内の子牛
から
取れた革のことです
別名でキップスキンとも呼ばれます

メリット キップレザー
・革の目が細かく柔らかい
・艶がありきれいな見た目
・繊維の密度が高い
・薄くても丈夫
・ソフトな手触りが心地良い
・エイジングを楽しめる

デメリット キップレザー
・牛革の中で高価となる
・やや耐久性が低くなる
・摩擦や乾燥に弱い
・初期は少し色むらがある
・手入れが必要

おすすめの人
・少し高級な革財布が欲しい
・手触りが良い革が好き
・ほどよく手入れができる
・エイジングで変化を楽しみたい

ステアハイド

ステアハイドとは
生後3~6ヶ月以内に去勢され
2年以上経った牡の成牛
から
取れた革のことです
ステアとは『食用牛』という意味で
まさに食用で流通が多い牛となります

一般的に牛革の中でもっとも流通量が多く
牛革=ステアハイドとして
数多くの牛革製品が作られています

メリット ステアハイド
・革の厚みがあり丈夫
・繊維密度も安定している
・ハリがある
・牛の生き様が表面に残る
・耐久性がある
・ソフトな手触りが心地良い
・手入れがほぼ不要
・長持ちしやすい
・牛革の中で安価
・エイジングを楽しめる

デメリット ステアハイド
・キメはやや粗くなる
・しわや血筋など表面に残る

おすすめの人
・手ごろな価格で革製品が欲しい
・大きい革の製品が欲しい
・手入れをほぼしたくない
・日常使用で長く使いたい
・エイジングで変化を楽しみたい

日本のクラフトマンシップが培ってきた革製品ブランド キプリス

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マメ知識

ダイズ
ダイズ

マメ知識として
スキン』と『ハイド』の違いを
説明していきます

スキンとは
25ポンド(約11.5㎏)未満の
動物の革のことをスキンと呼びます
牛に限らず豚=ピッグスキンなど
小さな動物の革を指します
ハイドとは
25ポンド(約11.5㎏)以上の
動物の革のことをハイドと呼びます
牛に限らず馬=ホースハイドなど
大きな動物の革を指します
ダイズ
ダイズ

ハイドには
ステアハイド以外にも
ほかの種類が存在します

ブルハイド
生後2年以上経った去勢されていない
牡の成牛
から取れた革のことです
牡牛の生きた証が色濃く残る
使用用途が限られる革となります

・カウハイド
生後2年以上経った牝の成牛から
取れた革のことです
カーフよりも丈夫で
ブルよりも薄いので
汎用性が高い革となります

たくさんの革の種類の特徴をみて
あなたにあった商品の特徴も
気にしてみてはいかがでしょうか

2.縫製がまっすぐか見る

ものづくりの基本として
切る、貼る、縫う、整える

特に縫製の部分がしっかりと
縫われているかを見ていきましょう

1.縫い目がよれて縫われてないか

職人の手で縫われた縫い目は
まっすぐに縫われるのが基本
です
しかし
大量生産されている商品などでは
縫い目がよれている箇所が
見ることもあります
注意深く見ていきましょう

※分かりやすく図にしてみました

2.縫い目のピッチも均一かどうか

職人の手で縫われた縫い目は
ピッチが均一になることが基本
です
しかし
手とミシンの速さが合わないと
縫い目のピッチがバラバラに
なることがあります
特に角部分や革が重なったところは
注意深く見ていきましょう

※分かりやすく図でみていきます

3.結び目も処理ができているか

縫い目を指先で追っていき
結び目を触ってみて
指先に少し引っかかる箇所があります
それが処理済みの状態となります

3.使い心地を見る

財布といっても形状や機能は
財布ごとに全く違います

二つ折り、長財布、札入れ、小銭入れ
どのように使うのかは自由です

ダイズ
ダイズ

大事なのは
あなたにとって
使いやすいかどうかです

札を入れるところが2か所だったり
小銭入れは大きく開くか
カード類はしっかりと収まるか

革の種類はよくても
機能面で使いづらければ
選択の余地はありませんね

ネットショッピングでも
機能面をしっかりと説明している
お店の方が購入意欲も上がります

実店舗でいろいろな財布に触れてみて
自分にあった形状や機能を
確認してみることをオススメします

何度も言いますが

要するに

大事なのはあなたにとって
使いやすいかどうかです

4.細かい処理を見る

使用自体に問題は無い箇所ですが
長く使うことが前提であれば
物の美しさも追及していきたい
ところです

縫い目をすっきりと見せるには
下処理の手間と技術が必要です

特に『菊折』は角の部分の余った革を
細かく均一に折りたたんでいく
技術がとても必要な加工となります
※写真はキプリス公式オンラインショップから引用

左下のヒダの部分が菊寄せ。その数は9本が理想とされています。日本の革小物の粋を感じる技術です
キプリス公式オンラインショップ 引用

手間と時間をかけて
作られた製品は
丈夫で長持ち
してくれます
細かい部分もよく見て
購入を検討されてみては
いかがでしょうか

5.専門店で買う

革の専門店で買うことにより
店員さんの革の知識が高い方が
解説が分かりやすく
話の内容も頭に入りやすくなります

さらに
革の手入れ方法など
細かく聞けます

ほぼ無いですがメンテナンスが
必要になった時に頼ることも出来ます

要するに
革財布の購入を考えた場合
総合店で購入するよりも
革製品専門店で購入した方が
より良い素材の革でしっかりとした
商品を適正な価格で納得したうえで
購入することができます

まとめ

牛革財布の購入の際に
注意してみるポイント5選に絞りました

1.牛革の種類を見る
2.縫製がまっすぐか見る
3.使い心地を見る
4.細かい処理を見る
5.専門店で買う

牛革の種類により
手触りや艶の有無など違い
が存在し
価格帯も高級品から手ごろな価格まで
幅広くあります

大量生産されている財布なのか
判断は難しいですが
職人が作った財布は
縫製がしっかりしている
ので
ある程度は判ります

今回の一番キモな部分
となります
大事なのはあなたにとって
使いやすいかどうかです

ここさえ押さえておけば
財布は選びやすくなります

財布の細かい作りには
職人の手間と技術

見ることができます
あなた愛着を持って使う財布
愛を持って生まれた財布は
長くお付き合いできる

思いませんか

できれば革の専門店で
財布を購入することを
オススメします
革製品専門店で購入した方が
より良い素材の革でしっかりとした
商品を適正な価格で納得したうえで
購入する
ことができる
からです

あなたにとっていい革財布を購入して
長いお付き合いができることに
一役買えれば幸甚です

最後まで読んでいただきまして
まことにありがとうございます。

この記事が誰かの役に立てれば幸甚です

では、また明日

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